医療脱毛は回数が少ないと効果ないの?うぶ毛も抜けないってホント?

医療脱毛であっても、回数を通わなければ脱毛完了できない理由を解説します。クリニックとサロンの脱毛効果の違いや、うぶ毛までしっかり処理したい人のためのクリニック選びのコツもご紹介します。「ダイオードレーザーの脱毛機を導入しているか」がポイント。

 医療脱毛は1回からでも効果はあるが、限定的

医療脱毛は最初の1回から効果を感じる人も少なくありませんが、施術後1~2週間経ってまだらに毛が抜けるという程度で、自己処理の回数を減らすほどの大きな変化は実感できないでしょう。ムダ毛に目立った変化が現れるのが、2~3回ほど経過してからで、自己処理の回数が大きく減るのが4回以降となっております。

これは、レーザー脱毛は成長期の毛にしか効果がないことと関係しています。皮膚に生えている毛のうち、成長期にあるのは全体のせいぜい20%程度で、残りの毛は休止状態にあるため、レーザー脱毛の効き目が及びません。期間を置いて繰り返し施術することにより身体全体の毛に効果がいきわたり、だいたい5~8回程度で、自己処理の必要ない肌になっていきます。

1回では効き目が薄いとはいえ、医療レーザー脱毛の効果は脱毛サロンに比べて抜群です。サロンの脱毛の場合、1~5回程度までは、施術直後には毛が抜けても、すぐにまた生えてきてしまいます。毛のはえかわるサイクルに変化が生じたり、毛が細くなるなどの効果が目立って現れ始めるのは6~8回となっています。仮に、医療脱毛にもサロン脱毛にも2カ月に1度のペースで通った場合、サロンでようやく効果を実感し始めるころ、医療脱毛は脱毛を完了しています。

最近の脱毛サロンでは、最短2週間に1回のペースでの施術を可能にすることで、素早く脱毛が完了することをうたったものがありますが、忙しい社会人が2週間に1度のペースで通うのはかなり大変です。また、コスパの良い人気サロンは予約が取りにくいことも多く、平日昼間に休みがとれる職種でもない限り、なかなか脱毛が進まないことがあります。

出来るだけ少ない回数で脱毛を完了したいなら、クリニックの医療脱毛をお勧めします。

医療脱毛でうぶ毛は抜けるの?ダイオードレーザーって?

うぶ毛は医療脱毛のレーザーに反応しにくい性質を持っていますが、うぶ毛の脱毛にも対応できるレーザー脱毛機も登場しています。クリニックのホームページなどでうぶ毛に対応できる機械が導入されているかチェックしてから、カウンセリングを受けてみると良いでしょう。

一般的な医療脱毛のレーザーは、毛の黒いメラニン色素に反応する仕組みのため、色素の薄いうぶ毛には効き目が薄くなります。しかし、ダイオードレーザーを使用している脱毛機械であれば、うぶ毛も脱毛が可能です。ダイオードレーザーは痛みが少なく、蓄熱式のSHR式とレーザータイプのHR式があります。

ダイオードレーザー(SHR式)

蓄熱式SHR脱毛機は65℃前後の低温で、熱エネルギーをじわじわと蓄積していくことで、毛を作りだす司令塔であるバルジ領域にダメージを与えます。うぶ毛にもっともよく効くとされるタイプの脱毛機です。

ダイオードレーザー(HR式)

レーザータイプのHR式脱毛機はメラニン色素を狙って熱を発するタイプの脱毛機ですが、毛の状態や質に合わせてパルスを調整可能です。そのため、うぶ毛にも対してアプローチできます。しかし、蓄熱式の方がうぶ毛に対する効果は高いとされています。

ダイオードレーザーを使用している医療機器としては、SHR方式が「メディオスター」「ソプラノアイス・プラチナム」、HR方式が「ベクタス」「ライトシェアデュエット」となっています。

うぶ毛の脱毛が完了するまでの回数は、機械によって差がありますが、だいたい10~15回と言われています。回数がかかることを覚悟しなくてはなりませんが、それでもサロンの脱毛でうぶ毛まで処理するには、20回以上通う必要がありますので、半分程度の回数でうぶ毛の脱毛も完了することができます。