【医療脱毛の種類】脱毛マシンや方法にはどんなものがある?

医療脱毛には医療レーザー脱毛とニードル脱毛の2種類があり、近年低コストで痛みも少なく受けられると人気になっているのは医療レーザー脱毛です。医療レーザー脱毛の機械は主に3種類あり、それぞれ特徴が異なります。クリニック選びの参考にしてください。

■医療脱毛には「医療レーザー脱毛」と「ニードル脱毛」の二種類がある

医療機関で受けられる脱毛には2種類があり、ここ数年、比較的低コストで永久脱毛ができると人気なのが「医療レーザー脱毛」、一本一本のムダ毛を確実に取り除くことができるのが「ニードル脱毛」です。

・医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛は、皮膚の表面にレーザーを照射、毛に含まれている黒い色素「メラニン」に反応して発熱し、ムダ毛を生やす元である毛根の毛母細胞にダメージを与えて死滅させる方法です。黒い色素以外には反応しないので、肌に最小限の負担で毛を生えてこなくさせることができます。

このレーザーを使った施術は「医療行為」に当たるため、医療機関でしか受けることができません。サロンの光脱毛も、基本的には同じ仕組みでムダ毛を減らしますが、医療機関よりも出力が弱い光しか使うことができないため、医療脱毛よりも多くの回数を通う必要があります。

※医療レーザー脱毛は、日本では「永久脱毛」と呼ばれていますが、正確には長期間にわたって毛の少ない状態を維持することができる方法です。100%確実に二度と生えてこなくなることを保証するものではありません。

医療レーザー脱毛は、サロンの光脱毛よりも高額であるというネックがありましたが、近年は価格破壊が進み、サロンと同等かそれ以下の価格で手軽に受けられる施術になってきています。

・ニードル脱毛

毛穴に針を刺して電気を流し、毛根を死滅させる方法で、医療レーザー脱毛よりも確実にムダ毛を除去できますが、痛みが非常に強いというデメリットがあります。また、ムダ毛の毛根を一つ一つ処理していくため時間もかかり、費用も高額になりがちです。一本ないし数本だけ生えた剛毛、特に気になる部位の白髪のムダ毛の除去などに適しています。

ニードル脱毛は、色素の薄い毛をもつ欧米人などには人気ですが、日本では低コストで痛みが少ない医療レーザー脱毛が医療脱毛の一般的なスタイルとなっています。

■医療脱毛のマシンの種類

医療脱毛のマシンのうち、代表的なものは「ダイオードレーザー」「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー」の3種類です。それぞれに特徴が異なりますので、複数のマシンを備えており、患者の肌質や毛質に合わせて照射が可能なクリニックを選ぶとよいでしょう。

・ダイオードレーザー

半導体を用いたレーザーで、現在日本のクリニックでもっとも多く使われています。冷却装置で皮膚を冷やしながら照射するため比較的痛みが少なく、出力レベルの調整により色素の薄い毛や産毛も除去することができます。照射面が長方形となり、照射漏れが少なくて済むのもメリット。

・アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトという宝石を利用したレーザーで、メラニン色素に反応してムダ毛を除去します。皮膚のメラニン色素にも反応するため、医療行為としてのシミ取りにも使われることがあり、美白効果が期待できます。半面、産毛や色素の薄い毛には効果が低い機械です。照射面は楕円形となります。

・ヤグレーザー

アレキサンドライトレーザーよりも皮膚の深いところに到達できるため、剛毛にも効果が期待できます。また、ニキビ痕や日焼け痕などは皮膚の表層部分のため、もう少し深いところまで光が届くヤグレーザーは日焼け肌や色素沈着のある肌などにも施術が可能とされています。比較的導入している医療機関が少ないレーザーです。